2018年02月09日
千葉市、四街道市、佐倉市、八千代市、習志野市、船橋市にお住いの皆様へ!
近年人気の出ているリノベーションですが、耐久性について不安な人は少なくないと思います。
そこで、今回は、リノベーション住宅の耐久性についてお話していこうと思います。
日本では、マンションの歴史はまだ浅く、普及し始めたのは1960年代後半くらいです。意外にもまだ40数年しか経っていないのですね。実はマンションの寿命というのははっきりしないのです。国交省によると、建て替えをしたマンションの平均的な築年数は37年とされていますが、これには、物理的には問題なくとりあえず住めるという類のマンションの建て替えも含まれているため、参考になるのかどうかはわからないですね。
マンションが長持ちする秘訣は、ズバリ
「設計、工事、点検やメンテナンスがしっかりしていること」
です。
最近ニュースでも、過去の建築不備が今になって発覚するという恐ろしい実態が明かされていますが、しっかりとした建築をすれば、本来なら上記3つが揃っていれば最低でも100年は大丈夫なのです。しかし中古マンションの場合、建築基準法が変更になったり、工事の品質にばらつきがあったり、点検やメンテナンスが不十分なケースがあったりと、個人差はかなり大きいのです。先のニュースのようなことも、仮に発覚はしてなくても、事実そういったことをされているものですと、100年なんて以ての外ですし、不安です。同じ築30年のマンションでも、かなり老朽化していて将来予測が厳しいものもあれば、上記の3つがしっかり揃ってまだまだ何ら問題のなさそうなものもあるのです。ここは真剣に確認したいところですよね。
また、マンションの場合は、一戸建てのように、「建て替えよう!」と思って時にいつでも実行できるわけではありません。戸建てのように自分の意思で建て替えができるのではなく、マンションはあくまで共同住宅ですので、修繕はもちろん建て替えも、所有者で構成する「管理組合」の同意がとれないと実現できないのです。
管理組合の同意を取るのは、容易ではないですので、そう簡単に建て替えはできないのが現実です。ですので、リノベーションをするから、どんなマンションでもOKというのではなく、土台であるもの、基礎の耐久性についてしっかり確認・調べるようにすることを忘れないでくださいね。耐久性についても納得するものであれば、リノベーション後も長く安心して住み続けられますので、しっかり考えるようにしましょう。