2017年03月06日
押し入れの建付が悪くなったり、デザイン的に古いなと感じてクローゼットをリフォームしたいと思った時、価格や作業の規模を考えると決して安くはない出費になりますから、必ず「失敗したくない」と思うでしょう。失敗を避ける為に、リフォームの方法や諸経費等から自分が出来る事を追いかけてみましょう。
自分に合ったクローゼットは何か?
リフォームを考える時に最初に考える事が、「どのクローゼットに変えるか?」で、ウォークインクローゼットの様に思い切った大改修を行うのか、両開き等の一般的なクローゼットを埋め込むのか、押し入れ等を簡易的に改修してクローゼット化させるのか?正確な見積を出す為にも、改修の規模とスタイルの確定が必須となります。
収納する衣服の量が多ければウォークインタイプの選択が必要ですし、本棚等の家具が多い、或いは来客の多い部屋では押し入れや間取りの空きスペースを改修してインテリア上の見た目も重視しなければなりません。見た目よりも機能に重点を置く場合は埋込型を選ぶ等、室内のサイズと自分のライフスタイルから「性能(収容量)、デザイン(見た目)、機能からどれを重視するか?」を決め、候補を選ぶ事からまず始めましょう。
リフォームに掛かる諸費用の算定は?
クローゼットのリフォームで目標を設定した後は、実際のリフォーム作業に掛かる費用を考える必要があります。設置には面積と施工場所の状態等から価格も変動する為、正確な価格は業者への見積り依頼によって得る事になります。リフォーム業者は独自の工法を採用する等の理由で工賃の設定も違い、価格設定の際に重視するポイントの置き方も異なっています。ですので、複数の業者へ打診を行い、自分の予算に近い価格帯を提示する業者の中から選ぶ事になります。
諸費用は工法や補償、保険等の条件により多少の差が出ますが、壁面埋込型クローゼットの場合は11万円〜20万円前後、ウォークインクローゼットの場合は20〜50万円前後、押し入れ等をクローゼットに改修する場合は3万〜6万円前後を目安とする事で、予算からの業者の絞り込みが楽になります。
費用を圧縮したい場合に出来る事は?
壁面埋込型クローゼットやウォークインクローゼットを導入する場合のリフォームでは、設置場所にスペースを作る作業と新しく埋め込んで固定する作業の両方で専門の工法や機材を必要とする為、残念ながら諸費用を削る為に自分で出来る事はほとんどありません。
しかし、押し入れ等をクローゼットに転用する場合では、麩を外した片方を板の打ち付け等で塞ぎ、もう片方に扉を付ける作業だけを業者へ依頼、内側のハンガー吊り下げ棒等の取付は自分で行う等、依頼する作業を限定する事で費用を絞る事ができます。設置スペースの確保が必要でない場合のリフォームでは、自分で出来る事が多くなり好みに従った改修が可能ですが、防虫、防カビ対策等の専門性の高い作業が必要な場合は、出来るだけプロの業者へ任せた方が確実です。