2017年01月11日
リフォームの可能性や技術は年々増しており、風呂に対しても様々な工夫を凝らせるようになりました。
風呂はほとんどの人が毎日使いますし、湿気で傷みやすい場所でもあります。そんな風呂のリフォーム例を紹介していきます。
雰囲気をガラリと変える
近年のマンションや住宅は、最初から風呂にもお洒落要素を取り入れてあるような造りになっているケースも多いですが、昭和から平成の初期はあまりお洒落要素がありません。お洒落要素とは、例えばモダンでシックな雰囲気だったり木の温もり溢れるウッディな雰囲気などです。
リフォームをすれば、どこか味気なかった風呂も自在に変化させることができます。上品な空間にしたいと感じるのであれば高級旅館の浴室などをイメージして業者に依頼すると同じような雰囲気になりますし、照明を変えるだけでも大きく変化します。
また、入口を透明にするというリフォームもあり、これは高齢者などの入浴時に異変を来していないかすぐに分かるので安全面を考慮したものです。
安全面を考えてリフォーム
風呂をリフォームする時は安全面も考えて行いたいです。ヒートショックという熱の刺激によって心臓や脳の血管に異常を来すことがあります。驚くべきは、ヒートショックによる死者数は交通事故の死者数を超えているので侮ることはできません。原因は、例えば寒い冬にいきなり熱い湯に入るなどの温度の急激な変化なので、風呂の空間を暖めると急激な温度変化を防ぐことができます。もし暖房を新たに付ける場合は脱衣場も含めて広い空間を暖めるようにしたいです。
また、転倒を防ぐ為のリフォームも忘れてはなりません。普段は何ともなくてもシャンプーの泡などによって滑りやすくなり、頭を強打すれば命にも関わります。床の材質を変えたり、手すりをつけるなどの工夫をしたいです。
健康面を考えてリフォーム
風呂は湿気が充満するので、注意していてもカビが生えてしまいます。カビは見た目が汚らしくなるだけでなく、人間の呼吸器系にも悪影響を及ぼすので無視できるものではありません。厄介なことに、カビはある程度放置してしまうと取り除くことが困難になるので手の施しようがありません。
ただ、リフォームによって壁やゴムパッキンを外してしまえばカビから離れることができます。そして、水を弾きやすい材質に付け替えればカビが発生しにくい環境になります。
その他にも、単純に浴槽を大きくするリフォームも可能で、手足を伸ばしながら入浴できるとより深くリラックスでき精神的にも良い影響を与えます。このように風呂のリフォームはデザインだけでなく安全や健康面も考慮して行いたいです。