2017年02月20日
リフォームを実施するときに業者と相談していると最終的には見積もりをしてもらって施工を依頼するかを判断します。
見積もりをしてもらうことに意味はあるのでしょうか。そこからわかることやできることを知っておくと重要性が理解できます。
施工内容と費用がわかる
リフォームの相談を業者に持ちかけると施工内容の可能性について十分な相談を行っていき、最終的には実施内容を決断します。すると、そのために必要な施工内容についてまとめた見積もりをしてもらうのが基本です。現場を実際に見てもらって専門家の見識をもって見積書を作成してもらうことになります。見積書には実際に行う施工内容とそれに必要になる費用が記載されているため、リフォームの際に何が行われるかと準備が必要な予算とがわかるのです。その業者に話をすれば、なぜその施工内容になったのかを説明してもらうことができ、そのためにかかっている費用の内訳についても開示してもらえるでしょう。見積もりを取ることでリフォームの詳細が明確になり、納得の上で施工を依頼できるようになるのです。
他社との比較ができるようになる
見積もりをしてもらったからといってその場で即断しなければならないわけではありません。少し検討の時間が欲しいという旨を伝えて一度引き取ってもらえるため、複数の業者を相手に同時並行で相談を行い、見積もりを取ることができます。そうすると施工内容と費用とを他社と比較できるようになり、より合理的でお得な見積もりを提示しているのがどの業者かを考察できるでしょう。他社の説明では必要であると言われた施工内容が見積もりに含まれていない場合もあれば、同じ施工内容でも費用が大きく異なる場合もあります。リフォームの費用には明確な相場もなければ、行わなければならない施工内容に厳密な規則もありません。そのため、自分で比較することが重要になり、資料として最も有用になるのが見積書なのです。
比較をもとに交渉ができる
見積書を受け取って落ち着いた状態になると、複数の会社の見積もり内容を比較できるでしょう。その過程で疑問が湧いてくる場合も少なくありません。施工内容が不足していると感じたり、法外に高い費用設定になっていたりする見積もりがよくあります。比較をしてその中から最も良いものを選び出して決定するのも悪くないでしょう。しかし、より良いリフォームの実現を目指したり、費用の削減を考慮したりする上で重要になるのが交渉です。比較をして出てきた疑問点を業者に問いかけてみると、見積もりを再考してくれる可能性があります。施工内容が不足している場合には無料で行うという説明を受けられて安心できる場合もあれば、費用が追加される場合もあります。プロとしてありえないミスだということを指摘すれば、謝罪の気持ちでサービスをしてくれることもあるため、まずは疑問点の解消を介して交渉を試みるのが賢明な選択です。