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古い木造アパートのリノベーションが最近流行っています。
今回は、木造アパートにしか出せない、リノベーションの良さについて話をしていきたいと思います。

鉄骨にはない、木造の古いアパートでしか出せない、木造アパートの特徴といえば、「和風感」を大切にできる点です。
木造は古くさい、カッコ悪い、古い木造ではリノベーションのしようがない…などとマイナスな印象しかお持ちでない方もいるかもしれませんが、そんな思い込みではもったいないです。
木造住宅では、柱、梁、敷居などの活用の仕方では、とても味のあるかっこいいものが作れたりもするのです。
また、床に使用の畳もアレンジのしやすいポイントとなります。

・土間の活用

「土間のある部屋」というのも「和」の空間の演出にはもってこいですよね。「外」でもなく「中」でもない、この絶妙な空間である土間は何とも言えない落ち着く感じを与えてくれるのです。また、古くて狭いのに部屋がいくつもあるアパートですと、その小さく分けられた部屋を「土間」と「居室」にシンプルに分離することで空間をうまく利用できるのです。玄関を入ると大きな土間が広がっていると雰囲気でますよね〜。そして、土間では、土足だから自転車などを置いてもかっこよく見えます。キッチンや浴室等の水まわりの位置はそのまま土間空間に設置すると、モダンとは対照的な生活を体験できますよね。土間と居室の段差を椅子として活用すればダイニングとしても利用可能です。
お部屋としての利用では、「土間＋洋」でも、「土間＋和」でも、どんな空間とも相性がいいのも「土間」の特徴です。

・東南アジアのリゾートホテルをイメージした空間

古くて木材を多く使った物件からは想像しがたい、アジアン風なリゾート空間も演出できてしまうのです。
古い木造アパートは、その構造上、アジアンテイストにリノベーションしやすいといった、実は隠れたメリットがあるのです。
大きな費用をかけることなく、しっかりアジアンリゾート気分を醸し出すことができるのです。
例えば、既存の柱、梁などにちょっと手間を掛けてアジアンテイストにしたり、照明、テーブル、壁などにもアジアンテイストを注入するとかです。横開きの扉などにも塗装次第でいい味が出せます。あまりコストをかけなくても雰囲気を出せるのが、このアジアン風リノベーションの特徴ですので、コストをかけたくない人にはオススメです。
照明を落としてアロマを焚けば、さらにムードが出ますよ。